芸能人の炎上ニュースやそのコメント欄に見かける「誰?」や「興味ない」などのコメント。これらのコメントはなぜ書かれるのでしょうか?この記事では、コメントを投稿する人々の心理に迫り、彼らがどのような意図でコメントしているのかを考察します。
「知らない、興味ない」とコメントする心理
ネット記事やYouTube動画のコメント欄に必ずと言っていいほど現れる「知らない、興味ない」といった言葉。しかし、これらのコメントは本当にそのままの意味なのでしょうか?実際のところ、こうしたコメントをする人々の多くは、単に自分が興味ないことをアピールしているわけではなく、もっと深い心理的な背景があると考えられます。
「知らない、興味ない」と書くことで、他人に対して「自分はメディアに流されない」といった印象を与えようとしていることが多いです。このようなコメントをすることで、無関心を装い、自己主張をしたいという欲求が満たされるのです。
政治に対する無関心と芸能ニュースの無関心の違い
なぜ政治に関しては「知らない、興味ない」と書く人が少ないのでしょうか?政治について無関心なことが、恥ずかしいこととして捉えられることが多いため、政治に関する投稿では無関心を表明しづらい傾向があります。
逆に芸能ニュースに関しては、無関心を表現することが一般的であり、政治と異なり無関心を晒すことが社会的に問題視されないため、気軽に「興味ない」「誰?」と書くことができるのです。
匿名性と自己表現の関係
ネット上で匿名でコメントを投稿できることが、こうした行動を促進している可能性があります。特にYouTubeやSNSでは、ユーザー名が個人情報と結びつかないため、無責任に自分の意見を発信することができ、その自由さが無関心を表現する動機となっているのです。
匿名性が保証されていることで、他人からの評価を気にせずに自己主張ができるため、無関心や非難の声を上げることで、逆に自分の立場を強調しようとする人が増えているのです。
自己肯定感とメディアとの関わり
「知らない、興味ない」と言いながらも記事や動画をクリックして視聴することは、自己肯定感を高める手段とも言えます。つまり、自分がそのメディアに影響されないとアピールしつつ、実際にはそれに関心を持っているという矛盾した行動が見られます。
このような行動の背後には、他人と異なる自分をアピールし、一般的な価値観に逆らうことで自己を肯定したいという心理が働いていると考えられます。
まとめ
「興味ない」と言いながらも、わざわざその記事や動画を見てコメントするという行動は、無関心を装いたい、もしくは自己主張をしたいという心理的な背景があることが分かりました。また、政治に対して無関心を表明しづらい一方で、芸能ニュースでは気軽に無関心を表現できる社会的な背景もあります。このような行動を理解することで、ネット上のコメント文化をより深く理解できるかもしれません。


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