近年のお笑い業界では、大学のお笑いサークル出身者が注目される機会が増えています。その影響で、大学卒業後にNSCなどの養成所へ入る人が以前より減っているのか気になる人もいるでしょう。
実際には、お笑いを目指すルートは大きく変化しており、大学お笑いサークルは芸人になるための新しい登竜門の一つになっています。この記事では、大学お笑いサークルの広がりと、NSC入学者の傾向について詳しく解説します。
大学お笑いサークルが芸人への入り口として注目される理由
以前は、お笑い芸人を目指す場合、高校や大学を卒業した後にNSCなどの養成所へ入り、そこで芸人としての基礎を学ぶという流れが一般的でした。
しかし現在では、大学内のお笑いサークルでネタ作りや舞台経験を積み、その活動をきっかけにプロの芸人を目指す人が増えています。
大学お笑いサークルでは定期的なライブ開催やコンテストへの参加もあり、学生時代から観客の前でネタを披露できる環境が整っています。そのため、卒業時点ですでに芸人として活動できる経験値を持つ人もいます。
大学お笑いサークル出身者はNSCに行かなくなっているのか
大学お笑いサークルの存在感が高まったことで、大学卒業後に必ずNSCへ入るという流れは以前より弱くなっています。
大学在学中に芸能事務所のオーディションを受けたり、学生芸人として活動を続けたりする選択肢が増えたためです。
例えば、大学のお笑い大会で評価されたコンビが、そのまま芸能事務所に所属してプロ活動を始めるケースもあります。このようなルートでは、NSCを経由せずに芸人になることが可能です。
それでもNSCに入る大学卒業者は多い理由
一方で、大学卒業後にNSCへ入学する人がいなくなったわけではありません。NSCには現在でも多くの社会人経験者や大学卒業者が入学しています。
大学お笑いサークルで活動していた人でも、プロとして必要な技術をさらに学ぶためにNSCを選ぶ場合があります。
NSCでは漫才やコントの技術だけではなく、芸能界で活動するための心構え、ライブ出演の機会、人脈作りなどを得られるメリットがあります。
大学お笑いとNSCでは身につく経験が違う
大学お笑いサークルとNSCは競合する存在ではなく、それぞれ異なる特徴があります。
大学お笑いサークルでは、自由な発想でネタを作り、同世代の仲間と試行錯誤しながら経験を積める点が魅力です。
一方、NSCではプロの芸人を目指す環境の中で、講師から直接指導を受けたり、業界との接点を持ったりできる点が強みです。
例えば、大学時代にお笑いサークルで活動していた人が、卒業後にNSCへ入り、さらに技術を磨いてプロになるというケースもあります。
現在のお笑い界では複数のルートから芸人が誕生している
現在のお笑い界では、NSC出身、大学お笑い出身、一般企業勤務からの転身など、芸人になるまでの道筋が多様化しています。
以前のように「芸人になるならまず養成所」という時代から変化し、自分に合った方法で経験を積める時代になっています。
そのため、大学お笑いサークルの影響でNSCに入る大卒者が大幅に減ったというより、芸人になるための選択肢が増えたと考える方が近いでしょう。
まとめ
大学お笑いサークルの発展によって、学生時代から芸人活動を始める人は増えています。その結果、大学卒業後にNSCへ入るという従来のルートだけではなく、別の道からプロになる芸人も増えました。
ただし、NSCには現在でも多くの志望者が集まっており、大学お笑い経験者がNSCを選ぶケースもあります。
現在のお笑い業界は、大学お笑いとNSCのどちらか一方ではなく、さまざまな経験を積んだ人材が活躍できる環境へ変化していると言えます。


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