2026年8月23日にテレビ朝日系「有働Times」90分スペシャルで放送された、福山雅治さんと有働由美子さんの対談。番組では、福山さんのデビュー前後から「MELODY」「桜坂」などのヒット、俳優との二刀流、そして2026年9月発売のアルバム「超新星」まで、音楽活動についてかなり幅広く語られました。
中でも印象的だったのが、有働さんからヒット曲を作るコツを聞かれた場面です。福山さんは、曲そのもののポテンシャルについては実はそれほど自信がない、という趣旨を話しました。しかしこれは「自分の曲が良くない」という意味ではありません。むしろ福山雅治という歌手本人の存在を取り除いても、その曲だけで世の中に届くのかを厳しく考えているという、自身の作品に対する客観的な視点を示した発言として受け取れます。[参照:テレビ朝日 有働Times]
この発言の前後には、福山さんがどのように「売れること」と向き合ってきたのか、そして現在も完成したと思わず音楽を更新し続けようとしていることが語られています。見逃した部分を中心に、放送内容を確認できる範囲で整理します。
- 「曲そのもののポテンシャルには自信がない」とはどういう意味だったのか
- 福山雅治は以前から「客観的に自分を見ること」を重視していた
- 若い頃は「売れなければ意味がない」と考えるようになった
- 「桜坂」の大ヒット後も曲だけの力とは考えていない
- その後は俳優と音楽の「二刀流」の話へ
- 「結果を出し続けることがすべて」という考え方
- 後半では新アルバム「超新星」の話へ
- 新曲「SUPERNOVA」では今の自分をどう語っていた?
- 「予想は裏切るけれど期待は裏切らない」という考え
- 「曲に自信がない」ではなく「自分を疑い続けている」に近い
- 「MELODY」から現在まで一貫しているのは客観視
- 放送内容を時系列で簡単に整理
- 見逃し配信について
- まとめ|福山雅治が語ったのは「曲への自信のなさ」より厳しい自己評価だった
「曲そのもののポテンシャルには自信がない」とはどういう意味だったのか
番組の放送内容をまとめた記録によると、有働さんから「ヒットのコツ」を尋ねられた際、福山さんは、自分が歌わなくても別の人が歌って売れるほどなのかという観点で考えると、曲そのもののポテンシャルにはそれほど自信がない、という趣旨を話しています。[参照:2026年8月23日 有働Times放送内容]
ここで重要なのは、ヒット作を多数持つ福山さんが突然「曲作りに自信がない」と告白したわけではない点です。福山雅治という歌声、人物像、俳優活動、メディアで培われてきたイメージなども含めて楽曲がリスナーに届いていることを、本人が冷静に分析している話だと考えると分かりやすくなります。
つまり「自分が歌えば成立するから曲だけで勝負できているとは限らない」という自己評価です。長くヒットを続けてきた人でありながら、自分のブランド力を作品そのものの価値と混同しない姿勢が、この発言には表れています。
福山雅治は以前から「客観的に自分を見ること」を重視していた
この発言は、番組前半で語られた「客観の目線」ともつながっています。福山さんは若い頃から、自分自身を客観視し、自分をどうプロデュースして、どうジャッジするのかという視点が、売れるか売れないかにおいて重要だと考えるようになったと話しています。[参照:有働Times放送内容]
アーティスト本人は当然、自分が作った曲に思い入れがあります。しかし作った本人が好きだからといって、聴き手にも同じように届くとは限りません。福山さんはこの「作り手としての自分」と「商品やエンターテインメントとして見る自分」を分けて考えてきたことを番組内で示しています。
曲そのものへの自信について控えめに語ったのも、この客観視の延長線上にあると考えられます。「自分だから売れている部分がないか」を疑い続けることが、逆に長期間ヒットを生み続けるための姿勢になっているわけです。
若い頃は「売れなければ意味がない」と考えるようになった
番組では、デビュー後すぐにはヒットに恵まれなかった時期についても語られました。その頃、あるロックバンドのライブを見たことをきっかけに、自分が作品や活動に本当に自信を持つなら、まず結果として売れなければならないという意識を強くしたそうです。
テレビ朝日の事前紹介でも、福山さんがその経験を経て「売れる曲」を意識して制作するようになり、歌手デビュー3年後の「MELODY」がヒットした流れが紹介されています。1993年末にはNHK紅白歌合戦へ初出場しました。[参照:テレ朝POST]
つまり福山さんにとって「売れる」は単なる商業主義というより、自分の表現が他人に本当に届いたかを測る一つの結果だったと読み取れます。
「桜坂」の大ヒット後も曲だけの力とは考えていない
番組では2000年の「桜坂」についても紹介されました。「桜坂」は福山さん最大級のヒットとなり、番組では約229.9万枚という数字が紹介されています。またシングル・アルバムを合わせた総売上は約2400万枚で、男性ソロアーティストとして歴代1位と紹介されました。[参照:有働Times放送内容]
それほど大きな実績があっても、本人は「ヒットする曲を書く能力には絶対的な自信があります」とは語らなかったわけです。
むしろ、歌手・福山雅治という存在、歌声、タイアップ、作品の届けられ方など、さまざまな条件が合わさってヒットが生まれることを理解しているからこそ、曲単体の力を過大評価しない姿勢を取っていると見ることができます。
その後は俳優と音楽の「二刀流」の話へ
この「曲そのもののポテンシャル」という話題のあと、番組では福山さんの俳優活動にも話が移っています。
福山さんは俳優をしながら音楽活動をしていたことで、当時「役者ロック」などと揶揄された経験があったと振り返りました。現在では俳優と音楽を両立するアーティストは珍しくありませんが、当時は必ずしも好意的に受け取られていなかったといいます。[参照:ORICON NEWS]
それに対して福山さんは、言葉で反論するより、俳優の仕事でも音楽でも10年後、20年後に結果を残し続け、有無を言わせない状態になればいいという考えで活動していたことを語っています。
「結果を出し続けることがすべて」という考え方
音楽と俳優の二刀流について福山さんが重視していたのは、周囲からどう評価されるかについてその都度反論することではなく、長期間にわたって結果を出すことでした。
テレビ朝日の紹介記事でも、俳優としての仕事と音楽活動について「結果を出し続けることがすべて」という考えを持っていたことが紹介されています。[参照:テレビ朝日 有働Times]
この考え方は「曲そのものに絶対的な自信があるわけではない」という発言とも矛盾しません。自信があるから成功すると考えるのではなく、自信のなさや疑いを持ちながら作品を作り、それでも最終的には結果で示すという姿勢です。
後半では新アルバム「超新星」の話へ
対談後半では、2026年9月9日に発売される5年9か月ぶりのニューアルバム「超新星」の話題が取り上げられました。福山さんの公式サイトでも、この番組でデビューから現在までの話に加えて「超新星」について語ったことが案内されています。[参照:福山雅治オフィシャルサイト]
アルバムタイトルの「超新星」は、星が最終段階で起こす巨大な爆発現象を意味します。福山さんは岡本太郎さんの「芸術は爆発だ」という言葉が最近になって理解できる気がすると話し、自分の中にあるものを爆発させるような作品制作について語っています。[参照:テレビ朝日 有働Times]
新曲「SUPERNOVA」では今の自分をどう語っていた?
番組ではアルバム表題曲「SUPERNOVA」についても紹介されました。放送内容の記録によると、福山さんは、ギター1本で東京を目指した若い頃と比べれば、57歳の現在は間違いなく幸せだと語っています。
しかし同時に「今の状態でいい」とはまったく思っていない、という趣旨も話しています。成功した現在に安住するのではなく、さらに自分自身を更新しようとしているわけです。[参照:有働Times放送内容]
ここから福山さんは、観客やリスナーが思っている予想からは飛び出したいが、求められている期待には応えたいという、自身のエンターテインメント観について語っていきます。
「予想は裏切るけれど期待は裏切らない」という考え
対談後半を象徴する言葉が、福山さんが以前から語ってきた「予想は裏切るが、期待は裏切らない」という考え方です。
例えばリスナーが「次も福山雅治ならこんな曲だろう」と予想したものをそのまま出すだけでは、驚きがありません。しかし、あまりにも予想外のものを作り、ファンが福山さんに期待している魅力まで失えば満足にはつながりません。
そのため、予想された形からは飛び出しながら、「福山雅治の新作を聴いて良かった」という期待には応える。そのバランスを探し続けることが、現在の制作姿勢につながっていると考えられます。この表現は過去の福山さんのインタビューでも確認できます。[参照:映画.com 福山雅治インタビュー]
「曲に自信がない」ではなく「自分を疑い続けている」に近い
番組の一部分だけを見ると、「200万枚以上売れた曲を持つ福山雅治が、自分の曲に自信がないと言っていた」という少し意外な話に聞こえます。
しかし対談全体を見ると、その意味は少し違います。福山さんは自分の曲や才能を否定しているのではなく、「福山雅治だから評価されているだけではないか」「作品単体でも通用するのか」という視点で常に自分を疑っていると考える方が近いでしょう。
そして、その自信のなさがあるからこそ、作品を客観視し、売れるためにはどうすべきかを考え、新しい表現を試してきたという構図になっています。
「MELODY」から現在まで一貫しているのは客観視
番組の音楽に関する話を一本につなげると、「客観視」というキーワードが見えてきます。
売れなかった若い頃には、自分が良いと思う作品を作るだけでは足りないと考えるようになりました。そして「売れる曲」を意識して制作した「MELODY」がヒットします。その後「桜坂」をはじめ数々のヒット曲を生み出しても、「自分なら誰が歌ってもヒットする曲を書ける」という絶対的な自己評価にはならなかったわけです。
57歳の現在も、今の成功に満足せず、新アルバムでは自分の中にあるものを再び「爆発」させることを考えています。若い頃から現在まで、自分を一歩引いて見る姿勢が一貫していることが、この対談の大きなテーマだったといえます。
放送内容を時系列で簡単に整理
| 話題 | 主な内容 |
|---|---|
| 音楽を始めた頃 | 少年時代にロックへ憧れ、バンド活動を開始 |
| 上京後 | 自分を客観視し、セルフプロデュースする視点が育った |
| デビュー後 | なかなか売れず、「売れること」を強く意識するようになった |
| 「MELODY」 | 売れる曲を意識して制作しヒット、紅白へ |
| 俳優との二刀流 | 「役者ロック」と言われても、長期間結果を出すことで証明しようとした |
| 「桜坂」 | 自身最大級となる200万枚超のヒット |
| ヒット曲のコツ | 自分以外が歌っても売れるほど曲単体に力があるのかという点では、自信を持ちすぎていない |
| 現在 | 成功に満足せず、予想を超えながら期待には応えたい |
| 「超新星」 | 自分の中にあるものを爆発させるような新しい音楽表現へ |
この流れで見ると、「曲そのものへの自信」の話は単独の発言ではなく、福山さんが長年続けてきた自己分析や仕事への姿勢を説明する一部分だったことが分かります。
見逃し配信について
8月23日の放送直後にはTVerで番組を視聴したという投稿も確認されています。ただし見逃し配信には通常、配信期間が設定され、権利上の事情によって一部映像が配信版では省略されることもあります。
2026年8月29日時点では放送からまだ約1週間なので、もう一度映像で確認したい場合にはTVerなどの公式配信サービスで「有働Times」を検索する価値があります。配信終了日時はサービス上の表示を確認してください。
なお、ウェブ上の放送内容まとめは要約であり、実際の会話を一言一句書き起こしたものではありません。細かなニュアンスまで確認したい場合には公式の見逃し映像が最も確実です。
まとめ|福山雅治が語ったのは「曲への自信のなさ」より厳しい自己評価だった
2026年8月23日の「有働Times」で福山雅治さんが語った「曲そのもののポテンシャルには、それほど自信がない」という趣旨の発言は、楽曲そのものを否定したものではありません。
福山雅治本人が歌わなくても、その曲を別の人が歌っただけでヒットさせられるほど作品単体の力があるのか、と考えると簡単には自信を持てないという、非常に厳しい自己評価についての話でした。放送内容の記録でも、有働さんからヒットのコツを尋ねられた場面で、この考え方が紹介されています。[参照:2026年8月23日 有働Times放送内容]
その背景には、若い頃から自分自身を客観視し、自分をどうプロデュースするかを考えてきた経験があります。売れなかった時代を経て「売れる曲」を意識した「MELODY」がヒットし、その後「桜坂」をはじめ多くの楽曲を世に送り出しても、自身のブランド力と曲そのものの力を同一視していないわけです。
この話題のあとには俳優との二刀流について語り、「役者ロック」と揶揄された時代にも言葉で反論せず、音楽と俳優の両方で結果を出し続けようとした姿勢が紹介されました。さらに後半では新アルバム「超新星」と表題曲「SUPERNOVA」の話へ進んでいます。
現在の自分は上京した若い頃より幸せだとしながらも、今の状態でいいとは考えていないこと、そして今後も予想されたものを超えながら、ファンからの期待には応えていきたいという考えを語ったのが対談後半の重要なポイントです。[参照:テレビ朝日 有働Times]
そのため見逃した部分を一言でまとめるなら、「曲に自信がない」という弱気な話ではなく、成功しても自分や作品を過大評価せず、客観的に疑い続けることが福山雅治さんの創作やヒットにつながっている、という内容だったと捉えるのが最も近いでしょう。


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