お笑いは本当に流行っていないのか?ダウ90000蓮見の発言から考えるテレビ時代と配信時代の笑いの変化

お笑い芸人

近年、お笑い芸人やクリエイターの間で「お笑いは昔ほど流行っていない」という趣旨の発言が話題になることがあります。特にテレビ全盛期を知る世代からすると、M-1グランプリやバラエティ番組が社会現象になっていた時代と比較して、現在のお笑いを取り巻く環境は大きく変化しています。この記事では、お笑い人気の実態や、なぜ「流行っていない」と言われるのかについて詳しく解説します。

昭和・平成のお笑いは本当に流行っていたのか

昭和後期から平成にかけては、お笑い番組がテレビのゴールデンタイムを支える重要なコンテンツでした。

例えば「オレたちひょうきん族」「夢で逢えたら」「笑う犬」シリーズ、そしてM-1グランプリなど、多くの人が同じ番組を同じ時間に視聴していました。

当時はテレビが最大の娯楽メディアだったため、人気芸人のネタやギャグが全国規模で共有されやすく、「みんなが知っている流行」が生まれやすい環境だったのです。

現在のお笑いは人気がなくなったわけではない

一方で、現在のお笑いが不人気になったというわけではありません。

実際には劇場動員数は好調なケースも多く、YouTubeや配信サービスで活躍する芸人も増えています。

ただし、視聴者がテレビだけでなく動画配信サービス、SNS、ゲーム、アニメなど多様な娯楽に分散したため、「国民全員が同じお笑いを見る」という状況が減少しました。

つまり人気が消えたのではなく、人気が細分化されたと考える方が実態に近いでしょう。

なぜ『お笑いは流行っていない』と言われるのか

ダウ90000の蓮見翔氏をはじめ、一部のクリエイターがお笑いについて厳しい見方をする背景には、社会全体を巻き込む熱狂の減少があります。

例えば2000年代初頭のM-1グランプリでは、優勝者が翌日から全国区のスターになることも珍しくありませんでした。

しかし現在は、人気芸人であっても視聴者の興味が細分化されているため、全世代に浸透する現象は起きにくくなっています。

そのため「お笑いそのものが衰退した」というより、「社会全体を支配するほどの影響力が弱まった」という意味で語られるケースが多いのです。

テレビ離れはお笑いにどんな影響を与えたのか

テレビ時代は、チャンネルを回しているうちに偶然お笑い番組を見ることがありました。

しかし現在は、自分が見たいコンテンツを自分で検索して視聴する時代です。

その結果、お笑いに興味がある人は積極的に視聴しますが、興味がない人が自然と触れる機会は減りました。

これは音楽やドラマにも共通する現象であり、お笑いだけの問題ではありません。

時代 主な視聴方法 特徴
テレビ全盛期 受動的 偶然見てファンになる人が多い
配信時代 能動的 自分で探して視聴する

むしろ現在はお笑いの供給量が増えている

YouTubeやTikTok、劇場配信などの普及により、視聴できるお笑いコンテンツの総量は過去より増えているとも言えます。

以前であればテレビ出演できる一部の芸人しか世間に知られませんでしたが、現在は無名の若手でもSNSを通じてファンを獲得できます。

ダウ90000のようなコントユニットが注目される背景にも、従来のテレビとは異なる発信経路が存在しています。

まとめ

「お笑いは流行っていない」という意見は、お笑い人気そのものの消滅を意味するわけではありません。

昭和・平成のように全国民が同じ番組を視聴する時代が終わり、娯楽が細分化したことで、お笑いの影響力の見え方が変化したという側面が大きいでしょう。

現在はテレビ中心の流行から、配信やSNSを含めた多様な楽しみ方へと移行しています。お笑いは流行らなくなったのではなく、視聴される場所や形が大きく変わったと考えるのが最も実態に近い見方と言えるでしょう。

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